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管理人の徒然
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今日は府中市美術館で現在開催中の「世紀末、美のかたち」展の講座が午後からあるので、午前中に市内散策をしてみようということになりました。府中には武蔵野国の守り神、大国魂大神を祀った大国魂神社があります。何度もこの神社の前を通っていながら、きちんとお参りした事がなかったのです。



随神門 御鎮座千九百年祭にあわせて改築されたもの。完成直後も知っていいますが、本当に屋根は赤銅色に輝き、白木の香りがぷんぷんしていてまばゆいばかりでした。夏を越え、屋根も雨に晒され、すっかり落ち着いた色あいに変化しています。やがては緑青がふいていくのでしょうね。門の左右に随神像があります。まだ真新しくて、貫禄がありませんが、そのうちいい具合に古色が出てくれば、貫禄がつくんでしょうねえ・・・。



手水舎 神社にお参りする時には、ここで身を清めます。
お作法を教えていただきました。
①柄杓(ひしゃく)で水をすくい、まず左手を洗います。 
② 柄杓を持ち替えて右手を洗います。
③ もう一度柄杓を右手に持ち、左の掌(てのひら)に柄杓の水を受けて、その水で口をすすぎます。すすぎ終わったら使った左手も洗います。
④ 柄杓の水を縦にしながらその水で柄杓の柄を洗います。
合理的・かつ美しい所作ですね。



大国魂神社の由来です

  

隋神門の前にいる狛犬 なかなか可愛らしいのです。



鼓楼 時刻や緊急事態を知らせる為の太鼓が置かれていた建物

  

中雀門前の狛犬  狛犬は雌雄一対で、お口が「阿」「吽」の形になっています。右側が雌でお腹のところに子供がいます。夫婦で御社を守っているのですね。



拝殿 お宮参りやちょっと早い七五三で御祈祷を受けに来ているご家族連れが拝殿前の広場にたくさんいらっしゃったので、少し待って撮影しました。「のしめ」をかけたお母さん達の晴れやかな顔や、着物を着た小さなお子さんを中にして写真を撮り合うご家族をみて、暖かな気持ちになりました。

神社の参拝は、二拝二拍手一拝です。まず2回お辞儀をして、2回手を打って、1回お辞儀をするってことですね。神社によっては特別な方法があるそうですが、そういう場合は多分注意書きが出ているかもしれませんね。社殿に鈴とか銅鑼がある神社もありますが、こちらには、どちらもありませんでした。

社殿の左側には小さなお社があって、龍神様、お酒の神様、巽の方角を守る神様が祀られています。右側には東照宮と、住吉神社と大鷲神社が合祀された社殿があります。狛犬を撮りたかったのですが、ちょっと暗かったのでやめておきました。

宝物殿で特別刀剣展が開催中だったので、入ってみました。一階は武蔵6社のお神輿と大太鼓がずらり。なかなかの迫力です。二階が刀剣展のスペースで、鎌倉時代から昭和までのいろいろな刀がありました。日本刀はとてもきれいなものだなあと見入ってしまいました。でも、こんなもの2本も腰に差していたなんて、武士も大変だったなあ・・・。すごく重そう。

  

大国魂神社の東隣に、武蔵野国の国府跡がありました。武蔵野国は古くから人が住んでいる場所なんだなあ~としみじみ思いました。

京王線府中駅近くで昼食を食べた後、徒歩で府中市美術館へ。涼しかったので、歩くのはさほど苦ではありませんでした。

講演の題目は、「世紀末前夜、写実主義から印象派まで  -1850年代から1880年代」講師は井出洋一郎氏(府中市美術館館長)

19世紀中ごろの美術の動きをスライドを使って、わかりやすく解説してくださいました。途中、ちょっと眠くなってしまったのですが、全体としては、とても面白い講演でした。 15日にも講演があるとのことなので、時間が取れればぜひ行ってみたいと思います。

帰りも徒歩で京王線府中駅まで戻りました。だいぶ運動になりましたし、なかなか有意義な一日でありました。


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