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管理人の徒然
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今日は大手町にある日経ホールで開催された尾上菊之助さんの舞踊公演を見に行きました。
演目は「北洲」と「鷺娘」の2つ。歌舞伎は今まで数回しか見たことがないのですが、最近とても興味を持っています。チャンスがあれば見るようにしています。今回はいつも遊んでくれる某嬢がチケット手配をしてくれました。

五代目尾上菊之助さんの端正な姿に、まず感動!本当になんてお美しい方なんでしょう。紋付の着物に袴姿なのですが、ああ~、和装こそが日本人の6~7頭身の体を最も美しく見せる衣装なんだと感じ入りました。最初の演目は袴姿で踊られましたが、一人で老若男女さまざまな人物を踊り分けられていて、素晴らしかったです。体幹がびしっと決まっていて、すべての所作が自然にあるべきように決まっているっていうのを感じました。長い時間厳しい鍛錬を積んでこその技術なのでしょうねえ。 

「鷺娘」は娘姿での踊りですが、これまた本当に美しいの一言に尽きます。雪景色のなか、白い振袖に黒い帯、白い帯締め、少しくすんだ藤色の半襟、袖の振りから真っ赤な長じゅばんがちらちらと見えて、なんとまあ、美しいこと!男性が演じているとは思えない、可憐な姿。途中何度も衣装が変わり(引き抜き)その都度の驚きにぐいぐい舞台に引きつけられました。最後のシーンは降りしきる雪の中、鷺の精が絶命していく姿なのですが、バレエの瀕死の白鳥のように、はかなくも壮絶な舞姿に、息をつめて見入ってしまい、正味1時間の公演にも関わらず、3時間の舞台を見たような疲労感を感じてしまいました。

日本が誇る美の世界だなあ・・・・。日本人の美意識をこれからも守って欲しいと思うし、守っていく為にも、舞台を見に行くって大事かもしれないと思いました。

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