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管理人の徒然
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面積 60位
人口 9位 
人口密度 21位
国民総所得(GNI)2位
一人当たりの国民総所得は10位に入っていない
平均寿命 1位 83歳
自動車の輸出台数 1位
産業用ロボット稼働台数 1位
船をたくさん作っている国 2位(総トン比較)
石油消費量 3位
インターネット利用者数 3位
CO2排出量 5位
国連分担金の多い国 2位
発展途上国への援助金額が多い国 5位
外貨保有高USドル換算 2位
日本の借金残高 約869兆円

出展
外務省世界いろいろ雑学ランキング⇒  

ウィキペディア 
各国の外貨準備高 ⇒ 
国の人口密度順リスト ⇒  

財部誠一氏のHPから
日本の借金時計 ⇒ 


日本が極東の(西洋から見ると一番東の端っこって思うのでしょうけど、日本から見ればアメリカって極西です。単純にどこを起点にするってだけですね。)小国と思っているのは日本人だけではないでしょうか?確かに国土面積は狭いです。60位なんですから。おまけに、山林が70%を占めています。でも、人口は先進国中何と3位、世界でも9位なんですよ!!ご存知でしたか?

今回の震災で世界中から支援の手が差し伸べられたのは、日本がこれまで世界に対して貢献してきた事の現れだし、今日本が傾いてしまったら世界各国は困るんです。だから、しっかり立ち直って、また世界で活躍してほしいという事の現れだと思います。

日本の優れた機械部品は世界中で使われています。完成品だけの問題ではありません。東北の工場の生産がストップしたせいで、アメリカの自動車生産ラインが止まりました。 日本が風邪をひくと、アメリカがくしゃみするってことなんです。

日本は本質的に職人の国でした。職人の喜びは、より優れた物を作り、使う人が喜んでくれる事です。今までも、これからも、日本人が生きていく為の道筋は、物作りだと思います。今回の地震で原子力発電所が全電源喪失という、あってはならない事態に陥ってしまいました。はたして「想定外」という言葉で済ませてしまっていいのでしょうか?

1000年前に巨大地震が発生した事実を、研究者たちは東京電力に伝えたのだそうです。研究者たちの指摘を無視し、電源を低い位置に置いたままだった東電の考えの甘さにはあきれはてます。考えられる全てのリスクを想定したうえで、最高の物をつくり上げる事が職人の誇りだったはずです。それを忘れてしまっていたのではないでしょうか。
 
日本製は丈夫で故障しないと言われていたのに、最近の製品はそれこそ想定された耐用年数でちゃんと壊れるように作られているようです。部品を取り換えるより、新しいものを買ったほうが安いから、壊れたらすぐに買い替える。そんな物との付き合い方が、当たり前になってしまいました。物を大切に使って、かつては99年たったら、物にも魂が宿り、「つくもがみ」になると言い伝えられてきました。物を大切にする気持ちを私達はいつから失ってしまったのでしょう。物の後ろにはそれをつくる為に力を尽くした人間がいる。そのことをいつから忘れてしまったのでしょう。

日本人はアメリカのようなオリジナリティを発揮するのは苦手かもしれません、でも、多くの人々が使いやすく、快適に、しかも安いコストで高い性能を享受できるような「技術」を生むことに長けています。どんな分野でも、多くの人々に喜んでもらいたいという願いが優れた技術を生んできています。物を大切にし、高い技術で人々を喜ばせ、幸せにしたい。日本人が大切にして来た、そんな職人の心を私達は誇りにして、もう一度自分のものにしなければいけないのではと思います。

これから私達は未曽有の災害の損失を長い時間をかけて埋めていかねばなりません。それは10年、20年、30年という長い時間を必要とするでしょう。原子炉を安全に廃炉する為にはそういう時間が必要なのです。すでに大人になっている人間達の力だけではどうにもなりません。若者達、子供達、これから生まれてくる日本人達に希望を託さなければならないでしょう。

だとしたら、今大人である私達はなにができるでしょうか。 まずは私達が生きるこの国の本当の姿を知らなければならないでしょう。そして、私達は、どんな国を目指すのか、考えて行動しなければなりません。自分の客観的な姿を見る事は、時には不愉快な感情を引き起こすでしょう。今この国にはプラスの財産だけでなくマイナスの財産もあります。今までプラスの財産しか目を向けて来なかったかもしれません。でも、今必要なのは、きちんとマイナスの財産にも、目を向ける事です。

日本国民であり続ける事は、プラスもマイナスもひっくるめて、この国の本当の姿をしり、全てを引き受けていかなければならないのです。 それが嫌だったら、日本国民をやめるという選択があります。別の国に帰化すればいいのです。生まれながらの日本人にとって、民族と、言語と、国籍を分けて考える機会はほとんどありません。日本人の親から生まれ、日本に住み、日本語を話し、日本国籍を持っている。大部分の人は自分で選択する事ができるなどと考えたことも無いでしょう。しかし、これは世界の中では非常に珍しいことなのです。

親同士の国籍が違う、同じ国民でも、民族が違う、母語が違う。こんな例はいくらでもあります。 今、私達が日本に住んでいるという事、日本という国家に所属する国民であるという事に目を向けていかなければなりません。統一地方選挙の投票が行われ、各地で自治体の新しい首長が決まっています。政治は人気投票ではありません。震災や原発事故に対する政府の対応のまずさを指摘する声が多いですけれど、その政府を選んだのは国民です。日本は民主主義国家です。私達が投じた一票が、現政府を正当な政府たらしめているのです。
批判するのは容易いです。しかし、原発推進は1955年から行われ、自民党政権は一貫して原発を推進してきました。だとしたら党派を超えて一致協力してこの危機的状況を解決するように知恵を絞るのが当然でしょう。
 
気がついた所がスタートです。今より早いスタートはありません。自分だけが良ければいいと思っても、人間は一人では生きていけません。必ず自分勝手のつけはまわってくるものです。自分に戻ってこなくても、自分の大切な子供や、孫や、未来に生まれてくる子孫たちに。だとしたら、失敗に気がついたら、その時からその失敗を挽回するべく頑張るしかありません。自分自身ができることをする。その時、未来の人々の負担が少しでも少なくなるように考える。僅かな事でも積み重ねればいつかきっと変わっていく。 そう信じる事が「希望」なのだと思っています。
 

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