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管理人の徒然
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東京宝塚劇場で上演中の『ベルサイユのばらーオスカル編ー』は今日が千秋楽。宝塚ファン歴30年以上の友人が、チケットを手配してくれて、観劇して参りました。友人の御贔屓さんがこの公演をもって退団なさるという事で、友人は大劇場への遠征、東京での観劇を合わせて15回くらいみたそうです。私は自分で手配した1回と友人が手配してくれた2回の計3回見る事ができました。
今日は本当に劇場のど真ん中の席でした。こんな良い席座った事ないです!!前回は上手一桁列でオペラ無しでも表情が見える~。今回はド真ん中で全体がしっかり見渡せる~。あああ!!Zさん!!ありがとう!!

オスカル役をなさった凰稀 かなめさん。原作を読みこんで今までにないくらい軍人オスカルを表現して下さいました。お仕事モードでは、男性よりも男性らしいオスカル様。男役さんならではの迫力のどなり声。それなのに、お家で寛ぐ姿はしっかりお嬢様。お声も甘くやっぱりお嬢様なんですよ~。ああ、ばあやになってオスカル様の御髪を梳きたい!!って思いましたね。

お仕事モード時のカツカツと踵がなりそうな足運びと、お家でのお嬢様小走りのギャップにもう、萌え萌えです。オスカル様はそもそも女性なので、セリフを無理に男声になさってなくて、自然なお声。それでも少しハスキーでアルトのお声は、まさにオスカル様の声でした。

今宵一夜が原作通りの男言葉になっているだけでもうれしかったですけど、その言葉の裏にある揺れる女心がちゃんと表現されているから、もうなんて可愛いんだ!!!!と胸キュンキュンです。オスカル様の愛を得たアンドレの喜びの表情がすごく良かったです。喜びをかみしめてるってのが、本当に伝わって来て、良かったね~!!アンドレ!!って心の中で声かけてしまいましたよ。

アンドレの絶命からバスティーユ陥落まではもう、かなめさんにオスカル様が憑依しているとしか思えないです。オスカル様の慟哭と絶叫が胸をえぐります・・・・。

ラストのオスカル様の歌は本当にのびのびと歌ってらして、「生を全うした」オスカル様の清々しく美しい表情が素晴らしかったです。アンドレの姿がなくてさびしいけれど、そこはあとで脳内補完。ガラスの馬車でもペガサスでも徒歩でも、とにかくアンドレがオスカル様を迎えに来ると妄想しましょう。私としては、徒歩かな。宝塚アンドレはいろいろ派手な扱いですけど、原作だとお地味ですからね。

A・B・Aのパターンで見ましたが、アンドレ役の朝夏さん、がらりと変わってました。最初はおりぼんアンドレでしたけど、今日はすっかり大人のアンドレになっていて、緒月さん演じるアランといい勝負になってました。

先日友人に「ニジンスキー」と「オネーギン」のDVDを借りてみて、緒月さんにノックアウトされていたので、今回、オスカル様、アラン、アンドレ、ジェローデルと追いかけたい対象が多すぎてもう疲れましたわ。緒月さんが歌うアランの曲は、ほんとに良かったです。緒月さん、かなり好みです。男役さんでも、ふっとした瞬間やっぱり女性だなって思わせるところが見えちゃうことがあるのですけど、緒月さんは、そういうところが少ないからいいですわ。だんだん自分の好みが自覚できてきちゃいますわ。

朝夏さん、かなめさん退団後のトップさんなんでしょうねえ・・・・。綺麗なお顔立ちも魅力ですが、お声がいいですね。将来が楽しみです。

今日のフィナーレの黒燕尾はアップスタイルでした。聞くところによると、黒燕尾の鬘バリエーションが4種類あったとか。私は3回全部アップスタイルでした。友人は4種類全部見たそうです。うらやましい・・・・。

友人は本当の千秋楽公演も見て、御贔屓さんの出待ちもする予定とか。昼食を一緒に食べたあと解散しました。開演時間丁度ごろ、有楽町の真上で雷がなってました。なんだか、オスカル様が地上から天上にお戻りになるから?なんて、変な妄想しちゃいました。

今日の観劇で、7月は終わったな・・・・って妙な寂寥感を感じました。

かなめさんは次の公演で退団なんですよね・・・・。スウェーデンの啓蒙君主グスタフをどう演じるのか、とても楽しみです。
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