人はパンのみに生きるにあらず

５０ともなると、職場でチョコを配っても、義理チョコにもなりませんね。『いつもお世話になっています～』って意味合いにしかなりません。それでも、甘いチョコで少しでも和んでもらえたら嬉しいです。

職場の若い女子がチョコ菓子詰め合わせをくれましたし、お友達からもすごく可愛いチョコをいただきました。娘からは笑っちゃうくらいリアルな豚のチョコをもらいました。（共食いしろって？）取引先の担当さんはプロはだしの手作り焼き菓子詰め合わせを下さったし、ランチ屋のＡさんもデザートにチョコを添えてくれました。ああ～、甘い物って本当に幸せを運んでくれるんだなあ・・・・。


　　　　





大学時代の友人に誘われて、静嘉堂文庫美術館へいってきました。世界に完全な品は三碗しか存在しない奇跡のように美しい茶碗が、２碗ならんで展示されていました。あまりの美しさに、我を忘れ、見入ってしまいました。少し交通の便が良くないところに在るせいか、名品ぞろいの割には混雑というほどでもなく、ゆっくりと見る事ができました。お庭も散策でき、梅がちょうど咲いていて、馥郁とした香りが漂い、贅沢な気分を味わう事ができました。

今回の展示の目玉は耀変天目茶碗だったのですが、写真集等ではなかなか見られない、油滴天目の側面がとても素晴らしいのです。釉薬がまるでドロップのように滴り、七色に輝く滴がまるでおぼろな闇に浮かぶ花ともホタルの光とも見えて、涙が出そうになるくらい幸せな気持ちになりました。

仕事が忙しくてささくれていた心に、人の手と自然の力が作りだした美しさが染み込んで、ああ、また頑張ろう！って思えたんです。美しいものに触れると、心が癒されるって本当ですね。心が満たされると、丸くなっていた背中まで、すうっと伸びていく気がします。

二子玉川駅からタクシー初乗りでいけますし、バス＋徒歩でもＯＫです。お茶道具の名品も沢山でていました。お茶などされている方は特におすすめします。