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管理人の徒然
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今週末は、宙組全国ツアー ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編を見て参りました。全国ツアーの演目を見るのは2008年のベルばら外伝のシリーズ以来です。

ベルばら外伝は、ほんとにもう、ええ、何と言っていいかわからない脚本でしたが、「ベルサイユのばら」ですから全部見ました。生徒さんはすごく熱演して下さっているのに、「ああ、どうしてこの脚本~」とハンカチを握りしめ、のけぞりながらの観劇でございました。まだその頃は今ほど宝塚の舞台に親しんでいなかったので、脚本と原作との乖離をスルーするスキルがなかったんですねえ。今はだいぶスキルアップして、脚本が多少・・・であっても、楽しめます。好きな生徒さんが頑張っているところをオペラでアップにして凝視するとか、まだ初々しい下級生さん達の様子を確かめたり、舞台セットの構成や動きを確認してみたり。ええ、そのあたりはいろんな楽しみ方があるのですよね。

今回の「フェルゼンとマリー・アントワネット編」私としては一番安心して見られるものです。
先日の宙組「オスカル編」は本当に原作オスカル様が降臨なさってきたかのような凰稀 かなめさんが素晴らしかったですけど、2006年の「オスカル編」はペガ子登場でトラウマになりましたからねえ・・・。でも、今見直してみると、2006年「オスカル編」もなかなか楽しめます。凰稀さんに緒月さん、水さん、壮さん、音月さんと私好みの生徒さんが沢山出演していたという事実に愕然・・・・!そしてアンドレ役の貴城けいさんが美しい~!!細面で涼やかな目元!すごい好み!!

ともあれ、史実組の「フェルゼンとマリー・アントワネット編」はしっとりとスタンダードなロマンチック・ラブを描いているので、はらはらしなくていいんですよ。
朝夏まさとさん演じるフェルゼン伯はとても美しくて、暖かで素敵でした。実咲 凜音さん演じるアントワネット様も美しい~。歌声も気品あふれる王妃様でしたわ~。夜の舟のシーンはハーモニーも美しくうっとり見入ってしまいました。七海ひろきさん演じるオスカル様も、熱演でした。降臨系とは違う一生懸命生きてるオスカル様でした。演じる方によって実に様々な造形がなされるもんだなあ・・・と感慨ぶかく思いました。

これで脚本がもう少し・・・・、言っても仕方ないのですけど、本当に生徒さんが頑張っているのでねえ・・・。

今回メルシー伯爵、良かったです。メルシー伯に感情移入するとは思いませんでした~。やっぱり年を取ってくると自分に年齢が近い人にシンパシイを感じるものなんでしょうか。

ショーは5段しかないミニ大階段?!でしたけど、薔薇のタンゴがオラオラ~で迫力でした。
本来はこんなにオラオラ~なダンスだったのですね。ギランギランに燃えてましたねえ・・・。

オーケストラピットがない分客席と舞台が近くて全国ツアーの良さってのもあるのね~としみじみ。

すっかり最近宝塚にハマってますねえ・・・。
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