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管理人の徒然
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オランダの歴史学者のホイジンガさんは、人間を『ホモ・ルーデンス』って言っているし、後白河法王が編んだ歌謡集『梁塵秘抄』には、「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。」なんて今様がおさめられている。
だからっていうわけじゃありませんが、やっぱり人間は遊ばなくちゃいけない!!と強引なこじつけをして、今日は有給を取って遊んでしまいました。

そもそも、6月に宝塚の舞台のチケットを取ったんです。その時にはまだ、仕事がこんな状態になるなんて、露ほども思っていませんでした。演目は『ジャン・ルイ・ファージョン 王妃の調香師』でございます。18世紀実在の調香師さんでございます。18世紀フリークとしては、外せない演目でございましょう?いろいろ頑張って手配してチケットを取ったのですよ~。
日本青年館での宝塚公演は初体験でございます。2階席の下手側のちょうど真ん中あたりのチケットです。比較的小さなホールですので、二階席でも、結構ステージから近い印象です。二幕のミュージカルという事ですが、歌は少なめで、どちらかと言うとしっかりお芝居しているという感じです。原作本は勿論読んだ事があります。脚本も演出も手堅く骨太、衣装も時代考証をしっかりやっていて、ぶっ飛んだファンタジーにはなっていません。衣装の色目も上品で、セットも必要以上の装飾も無いし、全体に『宝塚ってこんなでしたっけ?』と思うほどの出来栄え。勿論、しっかりやっぱり宝塚!!っていう場面もありますけど。久しぶりの宝塚の舞台ですが、感動してしまいました。しかし、何が困ったって、ところどころで、「どうしてオスカル様やアンドレは出て来ないの?」っておもちゃうんですよ。f実在さんのお芝居なんですから、フィクションの彼らが出てくるはずないんですけど、バスティーユのシーンで、ここにはO様がいなきゃとかどうしても思っちゃうのですよ~。
来年のベルの公演もこんな感じで作って欲しいなあ。原作を生かした骨太な人間群像を宝塚の美しい生徒さん達に演じていただけたら、うっとりなのに・・・・。お衣装も時代考証をもうちょっとちゃんとやっていただいて、衣装の素材とか色とか・・・・、注文が多すぎると自分でも思いますけど。

生徒さんの情報に詳しくないのですが、今回のフェルゼン役の真風涼帆さんがすごくイメージ通りでよかったです。甘いマスクにスリムなボディ~!!あと、検事役の汐月しゅうさん。眼光鋭くワイルドな魅力でよかったです~。汐月さんにアランやって欲しいな~。

舞台が終わってから、丸の内に移動して、もう一度シャルダン展を見に行きました。平日の4時過ぎだから、混んではいないと思いましたけど、貸し切りに近い状態ってどういう事なんでしょう?勿論、誰にも邪魔されることなく思う存分作品と向き合えるのは嬉しいですよ。でも、シャルダンの名品が日本にこれだけの数が来るなんてありえないんですよ!!フェルメールの1点をみる為に長蛇の列を辞さないなら、何故、このシャルダンを見に来てくれないの~(泣)本当に素晴らしい作品ですので、ぜひ復元修理が終わった東京駅を見に行かれるような事があったら、ぜひ見に行かれて下さいませ。

今日無理やり休んでしまいましたので、明日からまた残業・残業・残業~。
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