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土曜日に眼科で視野検査をして、どうにも嫌な感じがしたのです。右目の一部分に靄がかかっているような印象は半年ぐらい前からあったのです。でも、疲れ目かな?とか思い特にきにしていなかったんですよね。でも、人間ドックで異常を指摘されて、やっぱりまずいなあって思ったわけです。視野検査の最中、え?これっておかしくない?とドキッとしました。だって、同じような間隔で光がどこかに見えるはずなのに見えずにスイッチが押せない時間があったのですから。心配は早く解消するに限ると思い、今日はとにかく早退して眼底検査を受けに行きました。瞳孔を開いて眼底の写真をとるのですけど、とにかくこの検査嫌いなんです。眩しいから涙がだらだら出てきてしまうし、気持ち悪くなるんですよ。看護婦さんに励まされながらなんとか検査を終えて、医師から告げられたのは、「緑内障」という診断。右目はすでに四分の一視野が欠けていました。でも、左目の同じ部分を見ている場所にほとんど異常はなく、補完しているので、ちゃんと見えているのです。右目の靄がかかっているいと感じていた部分はやっぱり片方しか見えていなかったからなんだなあ・・・・と、ショックというより、妙な納得感をもってしまいました。
「緑内障」は珍しい病気なわけではなくて、40歳以上の20人に1人が発症するそうです。強度近視も原因の一つと言われているようです。二つ違いの姉もやはり緑内障だし、母親も網膜剥離なんてやっていたから、遺伝的に目に弱点があるのでしょうね。ウィキで調べたら、思い当るような事がいくつかあって、手遅れになる前にわかって良かったなあと思いました。人間ドックを受けていて良かったです。
点眼薬で眼圧のコントロールを試みて、うまくいけば視野狭窄の進行を止める事ができるようです。コントロールがうまくいかない場合は手術という手段もあるとか。50歳を前に、ついに「持病持ち」となったわけです。
私の場合、仕事もあるし、生きる楽しみのほとんどが目を使うものなので、今後の生活について医師に聞いたところ、点眼薬をきちんとさして、それで眼圧コントロールがうまくいけば、タバコと強いストレスを避けるぐらいでしょうとのことでした。飲酒OK、別に目を使う仕事もOKなんだそうです。血行不良が良くないそうなので、これからは少し運動も心がけないといけないようです。
人間年をとれば持病のひとつや二つは覚悟しなければならないものです。一日1回点眼薬をさせばいいくらいのものであれば、ラッキーと思わなくてはいけないでしょう。惜しむらくは、違和感を放置してしまった事でしょうか。姉の場合は、もともと目に別の持病があって、その定期検診の中で緑内障がわかり、早くから治療を始めたので、大きな視野欠損はないようです。
人生の教訓です。普段とどこか違うと感じたら、一応は検査を受けてみる。自分でこれは異常なのだ!と気づくまで放置したら駄目なんですよ。本当は、おかしいと自分は気づいてる。でも、認めたくないという気持ちを人間はもってしまうのだな・・・・・。認めなければ、それがないものになるわけではないのです。認めたら、その問題に対処しなきゃいけない。もしかすると、打つ手がないという現実を突きつけられるかもしれない・・・・・。そう思うと、足がすくんでしまうこともあるでしょう。でも、一方で、私の目のように、今気づいたから手が打てる、という事もあるんです。
「これから、(緑内障と)長いお付き合いになりますけれど、頑張っていきましょうね。」と女性医師は言いました。多分、私よりちょっと若いくらいの方のようです。これから、本当に長いお付き合いになるんでしょうねえ・・・。とりあえず近所で設備整っていそうという事で飛び込んだ眼科でしたが、女医さんでよかったです。
こんな時でも、ベルファンの悲しい性と申しましょうか・・・・、つい浮かんだセリフは「よかった・・・・、気づくのが遅すぎなくて・・・・」でございました。我ながらこれには苦笑い・・・・。
欠けてしまった視野は戻りませんが、今気がつけた私は幸運なのです。40歳を過ぎたら、自覚症状がなくても眼科検診を定期的に受ける事をお勧めします。慢性進行性の病気は早期発見・早期治療により、機能温存が可能です。病院に行かないいいわけを探すより、行ってすっきりする方が絶対いいのですから。