かぴぱら氏のこと

共働きの家庭では当然の事だと思うのだが、金曜日ともなれば、家のなかはかなり乱雑になってくる。勿論、家にいる時間を家事に専念すれば、もう少しまともな状態にしておく事はできる。かつて、子供が幼い頃は、（すなわちもう少し自分も若かったという事なのだが）家に帰った後の時間はほとんどすべて家事・育児に当てていたから、今よりずっとましだった。体力も気力もあるから出来たのだと思う。子供が成長すると、状態が良くなると思っていたのだが、実際は逆だった。

子供には我が身の行動で教育しなけりゃいかん！！と思っていたからこそ、意地でも頑張っていたのだ。子供がいい加減大きくなって、それぞれ、一人前の意見なんぞを言うようになったら、意地を張るのがばかばかしくなった。かくして、帰宅後に最低限の家事のみこなし、自分のお遊びを優先する事になって、金曜日の夜の家はカオスとなっているはずだった・・・・。

ところが、今日、家に帰って玄関を開けたら・・・・。きれいになっている？届いた宅配便がそのままになっていたはずの玄関も、本が山積みになっていたテーブルも、すっきり～。

そして、リビングのソファには「どや顔」のかぴぱら氏がでーんと座っていました。一体どうしたというんだ？まさか、私のご機嫌をとらなければいけないほどの、重大な失敗をやらかしたとか？にわかには、何が起こったのか理解できず・・・・。口をぱくぱく・・・。

「あんまり散らかっていたので、片づけました。」とかぴぱら氏。

へえ・・・、散らかっているという認識があったんだ・・・。率先して散らかしていたのにねえ・・・。床に物が落ちていないと、うちのリビングって広いんだなあ・・・、と妙に感心してしまった。

リビングだけじゃなく、息子の部屋も掃除をしてやったらしい。一体何がかぴぱら氏のスイッチを入れたのか？まあ、これで明日掃除する手間が省けて良かったけど。


ここで、また、かぴぱら氏が驚きの発言が。

「明日から、また出張です。」

ええ～？聞いてないよう。帰って来る時も予告なしだけど、出かける時も予告なしか？

「次はいつ帰ってくんのよう。」

「たぶん、２週間後です。」

たぶんってなんですか？たぶんって！！ああ、なんてお気楽で自由なかぴぱら氏。

こんなかぴぱら氏ですが、自分ほど良い旦那さんはいないと思っている。

曰く、「ゴミも捨てるし、ごはんも炊きますよ。こんないい旦那さんはいないでしょう？」

共稼ぎなんだから、当然でしょう！！だいいち、子育て時期に全く役に立たなかった過去はどこに置いて来たんだ！！

ゴキブリの出現に怯え、幾多のびっくり事件を起こし、至近距離で握手したにも関わらず妻の顔を見分けられなかったという信じられない認知能力を見せつけたというのに、かぴぱら氏は、とにかく、いつでも自信満々である。

どこから、その自信が出てくるのかは、いまだ謎である・・・・。

夫から愛人、更にペットにまで、家庭内の地位は下がっているにも関わらず、かぴぱら氏はいつでも、変わらない。へらへら～っとリビングに納まっている。ここまでマイペースだと、もう、何もいう事はありません・・・・。

元気に出かけて、元気に帰っておいで～。

後日談・・・・

出かける直前になって、掃除の真相を告白したかぴぱら氏。
友達を家に呼ぼうと思ったらしいです。ちょっと片付けてから誘いの電話をしたら、振られちゃったんですって。お気の毒に・・・。やりかけたので、ついでだからといろいろ掃除しちゃったと言うのがオチでした。

週末学習

今週末は、某所で開かれた心理学関係の講習会に参加しました。初日は午後から「コラージュ療法」のワークショップ、二日目の午前中は「子供の心身の問題」についての講義、午後は「子供の認知行動療法」のワークショップ。全くの門外漢の私にとっては、新鮮な経験でした。特に認知行動療法は、自分自身の心理的なストレス回避に利用できそうです。

今週末はがっつり学習モードだったので、来週末はのんびりお遊びモードで映画でも見ようと思います。

着付講習会

今日は午前中に家のリセット作業を完了して、午後からＡさん宅で開かれる着付講習会に参加しました。

ランチ屋のＡさんのお母様は三味線と踊りのお師匠さんをなさっていたので、お母様が遺された着物がたくさんあるのです。着付を習いたいのだけれど、誰か良い先生をご存じではない？と相談したところ、Ａさんが懇意にしている着付けの先生が、一人１０００円！！という破格のお値段で着付講習をして下さる事になりました。会場はＡさん宅。会場費２００円（お茶菓子代）ということで、とりあえず、私とＡさんとＡさんのご近所の奥様で、第１回目の講習会をすることになりました。

４０代半ばの先生は小柄だけれど、はきはきしゃきしゃきしたとても素敵な方。
Ａさんと私は、自分一人で着物を着るのは初めて。Ａさんのご近所の奥様は踊りを習っていらっしゃるということで、そこそこご自分で着付けがお出来になる方です。
初心者二人は、足袋や下着をつけるところから大騒ぎ。タオルを折ってくびれ（ないに等しくても、出来るだけ寸胴にするのが基本だそうです）補正。とにかく何もわからないので、今日は本当に手取り足とりで汗だくになってなんとか完成。



本当に上手な先生で、びしっと決まっているのに、全く苦しくないんです。これには驚きました。この着物は練習用と思って既製品を買いましたが、やっぱり裄がちょっと短めです。
和裁をしていた祖母も、よく「○○はずいぶん裄が長いねえ」と言っていたっけ。こうして着物を着て見ると、父方の叔母に体型が気持ち悪いくらい似ている事に気づき愕然。年を取ると若い頃には見えていなかったものが見えてくるんだなあ・・・。
色柄はちょっと地味ですけど、年齢相応に落ち着いた感じでよいのではないかと思っています。自分ひとりで着られるようになったら、ちゃんとしたものを仕立てたいと思います。まずは、一人できれいに着られるようにならねば！！何しろ着るのにたっぷり１時間もかかってしまいました。来月は浴衣のきれいな着付け方を習う予定です。

Le premier pas その５アップしました

今月は２０時間以下の残業で済みそうです。新しく入ったスタッフはまだ３０代前半。アラフィフの私からすれば、まぶしいように若いです。疲れたオバサンに代わって、活躍してほしいものです。

Le premier pas その５アップしましたが、執事のクロードさんの昔がたりです。
次回やっとアンドレの購入品をＯ様に見ていただく事になります。

今年は着物の着付けを習うと決めていました。忙しくてなかなか始められずにいましたが、明日やっと第一回目の講習です。とにかく、一人で普段着としての着物が着られるようになりたいと思っています。さて、どうなる事やら。

午前中にちゃんと洗濯と掃除をして、午後から楽しんできたいと思います。

かぴぱら氏の置き土産

今日は午前中に洗濯と掃除をやっつけて、午後から先月受けた視野検査の結果を聞きに眼科に行きました。薬で瞳孔を開いて眼底写真を撮るので車で来ないでと注意されていたので、最寄バス停から７００Ｍほど歩きました。普段座りっぱなしなので良い運動です。正直、この眼底写真を撮ると言うのがすごく苦手です。めちゃくちゃまぶしがりな上、瞼がすぐ下がっちゃうので、看護師さんに瞼を引っ張り上げられないと取れないのです。「はい！頑張って、両目開けて！」と言われても、無理！無理！無理です～！！と心のなかで叫んじゃいました。なんとか、眼底写真を撮って、診察を受けるまでに、２時間。土曜日はいつもそうですけど、今日の混み方は半端じゃありませんでした。どうもあまり芳しくないのか、もう一種類の点眼薬が追加になりました。朝昼晩と一日３回ですって？！点眼薬を持って歩くようですね。日本人は正常眼圧型の緑内障が多くてどうも遺伝子に関係しているらしいって聞きましたけど、４０歳過ぎたら眼科で定期的に検診を受ける事が早期発見・早期発見のポイントだそうです。皆さまもお気をつけくださいね。

眼科から帰って、アリ塚のようになっていた本を片づけて、さて、買い物に行こうと駐車場に行ったら大変な事が起きていました。

エンジンがかからない？！ぬわにい？？３月に車検を通したばかりなのになぜ？！！

まさかと思い、ヘッドライトのスイッチを確認すると、案の定スモールランプが点灯状態。
その他車の状態を考え合わせると、犯人はかぴぱら氏以外考えられないのです。

買い物しないと食糧がないので、仕方なく自動車保険のロードサービスに電話をして、エンジン始動をしてもらい、行きつけのディーラーに車を持って行きました。バッテリーの充電を依頼し、とりあえず代わりのバッテリーをつけてもらいました。そこまで対処するのに約１時間。今日は全く厄日でしょうかしら？

頭に来たので、普段は出張中滅多に電話しないのに、かぴぱら氏に苦情電話をかけましたら、「これからモスクワに行くんですけど、風が酷くて引き返してきました。夜には飛ぶそうなので、待っています～。」との事。そうですかい、今回はモスクワなのね。熊みたいなロシア人と仲良くしてらっしゃい！あなたのお間抜けのおかげてエライ迷惑なんですけど！！と思いつつ、事実確認をしたところ、「あら、そうでしたか。それは申し訳なかったですねえ。」口じゃあいつもしおらしいこと言うんですよ。でも、ちっとも改善されてませんよ。
娘に愚痴ったら、「そういう男がいいと言って結婚したのはおかあなんだから、自業自得だね。」と突き放したこたえがかえってきました。ええ、言い返す事もできませんよ。
息子は、「おとうはそれでも仕事できてるんだから、俺も案外平気？」というなんとも我田引水な返事。

ああ・・・、せめてもの救いは、保険サービスでエンジン始動はただだったし、ディーラーさんの充電費用は１５００円くらいだと言う事。

人間をペットにしておくのは、大変忍耐が必要だと思いました・・・・。