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管理人の徒然
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娘が9月から駅前の古本屋さんでアルバイトを始めました。分厚いマニュアルを渡されて、覚えて来るようにと言われ、一応は目を通して行ったようです。しかし、初日は無我夢中。2日目も作業と接客で緊張しまくり、3日目になって、やっとなんとか周りを見る余裕ができてきたといったところです。

すぐに音をあげるかと思いきや、思いのほか先輩の方々に親切にしてもらい、「大変だけど、楽しいよ。」といっているのでほっとしました。

試用期間中は時給800円。「社会勉強をさせてもらっていると思って、しっかりやるんだよ。」と言ったら、「うん、そうだね。働くって思ったよりずっと難しいね。」という答えが返ってきました。実際にやってみないとわからない事もたくさんありますから、若いうちにいろいろな経験をしておいた方がいいでしょう。

振り返れば、私も高校時代から各種バイトをやってきました。お蕎麦屋さん、洋服屋さん、靴屋さん、遺跡発掘作業、避暑地のセミナーハウスの賄い、家庭教師、市役所の書類整理などなど・・・。高校時代は予備校代、大学時代は展覧会を見に行く費用、海外研修旅行の費用、通学用のバイクの購入費に充てていました。どのアルバイトでも、それぞれに得るものがありました。失敗もまた経験です。お金が絡むからこそ、真剣にできるっていうこともあります。

バイト代を貯めて、学生のうちに長期でヨーロッパ旅行に行きたいと言うのが娘の夢のようです。でも、お洒落もしたい、いろんな映画を見たい、コンサートにも行きたい、といろいろ希望があるので、さて、夢はかなえられるでしょうか?

お金の使い方についてもこれからいろいろ覚えていってもらわないといけません。学生時代は社会人になる為の準備期間でもあると思うので、少しずついろいろな事を教えていこうと思います。

社会の仕組みやお金の使い方について、学校は何も教えてくれません。
本当は生きていくためにとても大切なことなのになぜでしょうね?

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アメリカに行っていた息子が6週間ぶりに帰ってきました。途端ににぎやかを通り越して、うるさい!こんな息子を6週間も預かって下さったN様、本当にありがとうございました。

アメリカ滞在中に22歳の誕生日を迎え、いろいろな経験をして、少しは大人になったかと思いきや、相変わらずでございました。まあ、そうそう人間変われるものではありませんね。

羽田に深夜に着く予定が、なぜか夕方には成田についているってどういうことなんでしょうねえ。普通だったら、帰国の飛行機便を変更したなら、家族に知らせてもいいと思うんですけど。

アメリカに行っている間にメールが来たのはたったの2回だけ。帰ってくるのだか、来ないのだかも良くわからず。そういうところも父親にそっくり。ときどきツイッターでつぶやいているのを見て生存確認していましたけど、まあ、ろくでもないような事をつぶやいていて、一体アメリカで何やってたんだか?

まあ、とりあえず元気に帰ってきたのでよしとしましょう。


今日は品川のホテルで仕事関係の会議&講演会がありました。昼食に人形町今半のお弁当がでて、ラッキー~♪美味しかったですけど、ちょっと塩気が強かったかしら。夏は食べ物が傷みやすいので、どうしても塩気が強くなるのは仕方ないのでしょう。

講演会が終わって、ホテルのショッピングモールをぶらぶらしていたら、シャツ屋さんがあって、ついふらふらと入ったのが運のつき。衝動的に白シャツを買ってしまいました。だって、一見普通のおしゃれっっぽい白シャツなのに、すごいストレッチがきいているんです。年を取ると、体に辛抱を強いるような服は着られません。でも、仕事をしているとやっぱりちょっとかっちりとした雰囲気を演出しなきゃいけない時もあるではないですか!!と自分に言い訳しつつ・・・・、衝動買いしてしまいました。

そして、最寄ターミナル駅のデパートで、ちょっと・・・のつもりで本屋に寄ったのです。世界史のコーナーをちらっと覗いたら・・・・、なんと、おもしろげなタイトルの本が!!「美食の歴史2000年」著者はとみれば、どうやらフランス人らしい。どんな内容かと目次を見てみたら、「第9章パルマンティエ氏のじゃがいも」ですと!!

即お買い上げ決定です。勿論その他の章もなかなか魅力的なんですよ。でも、何といってもパルマンティエ氏について書かれていたら、買わないなんてありえません。

その他、「図説スイスの歴史」(スイスはここ1年くらい静かなマイブームなんです。フランス革命とも深い繋がりがありますし・・・。)、創元社の知の再発見双書シリーズの「モーツアルト」を購入。知の再発見双書シリーズは挿絵がたくさん入っているので気にいっています。

先月も残業が多かったので、自分へのご褒美で本買ってもいいかな~と、誰に言うわけでもなく、言いわけしてみたりして。でも、先月の残業代、自動車保険料に当てないといけないはずだったんですけどね・・・・。っま!保険料はどこかから捻りだしましょう。

日ごろ、「欲しいものを買うな、必要な物を買え!」と子供に言っているのに、これでは示しが付きませんねえ。でも、欲しかったし、必要だったんです・・・、ええ、そういう事にします。

ストレスがたまると衝動買いに走りやすいって言いますけど、本当かもしれません。
このところ、ちょこちょこ衝動買いに走っています。現状ではストレスは減ることなさそうですから、この先がちょっと怖いですね。




18世紀にはたくさんの面白い人がいます。パルマンティエおじさんはそのなかでも、とても気に入っている人物です。どこが気に入っているかというと、じゃがいもに惚れこんで、他人がなんと言おうとも、情熱をもってじゃがいも普及に力を尽くし抜いたところです。

こういう人が身内にいると、家族は結構苦労するものですが、でも確固たる信念を持って頑張る人っていうのは、周りを元気にしてくれるものなんじゃないかと思います。

次回はOAが登場します。
1月に事務所移転をして、また、今日その事務所を引き払い引っ越しでした。僅か数ヶ月で、またもといたビルに戻ります。駅のすぐ近くなのでとても便利ですが、落ち着くまでまた大変です。でも、何事も前向きに考えなければいけません。引っ越して悪くなるところより、良くなるところを見ていこうと思います。

この数カ月の間に、娘の大学進学や息子の大学復学があり、私自身の仕事に対するスタンスも変わってきました。子育てから仕事へ生活の中心が移ってきました。息子は22歳になったし、娘はもうすぐ19歳。今更母親の帰りが遅いからといって、困るような事は何もありません。夏休み中に娘はだいぶ料理の腕をあげて、簡単な料理は作れるようになりました。(ときどき失敗はしますけれど。)もともと、スピードクッキングしかしない母親の娘ですから、手の込んだものなど作ろうって気がありません。でも、自分でお腹が満たせるようになるというのは、自立への大きな一歩だと思います。

就職して24年半、子育て時期にはどうしても家庭重視の働き方しかできませんでした。幸いな事に、娘が生まれてから配属された部署で資格を取らせてもらって、専門職として働く事ができました。

今年の春から転籍となり、職場の中で自分が果たすべき役割について少しずつ考えるようになりました。今までは、家庭優先で守備範囲をこなすだけでした。でも、今は所属している部署が組織の中で果たすべき役割は何なのか、その中で自分ができる仕事は何なのかを考えつつ、いろいろな取り組みの提案や、スタッフのマネジメントに関わるようにしてきました。

最初はぎくしゃくしていました。けれど、少しずつ動き出してきています。まだまだ順調とまでは言えませんが、スタッフそれぞれの役割をこなせるようになってきて、混沌とした状況からは抜け出しつつあります。

今まで積極的にポストが欲しいと思った事はありませんでした。とにかく首にならないように、使える奴だと思ってもらえる程度には頑張るっていう感じでしょうか。しかし、転籍していろいろ仕事をしていく中で、ポストがなければ、どんなに実務の知識があって、処理能力が高くても、組織の中での発言権が持てないという事がわかりました。発言権がなければ、現場の声をうまく上にあげる事が出来ません。現場の声が通らなければ、
ムダや無理がまかり通ってしまいます。

もし私が男性で、私が今担当している仕事についていたらどんな評価を受けていただろう?と考えたとき、このままではいけないと思いました。周りを見回すと、専門的な知識を備え、非常に高い実務能力を発揮している同僚がたくさんいます。それなのに、女性であるというだけで、彼女達は昇級試験の誘いすらもらえない。もちろん、家庭との両立を大切にしたいから、責任の重い立場になりたくない、という女性側の考えもあると思います。でも、女性がみんな責任ある立場に着きたくないと思っているわけではありません。それぞれの考えに応じて選択できた方がいいのです。

実際に仕事をしながら2人の子供を育ててみて、夫の協力を得られない場合、仕事と子育ての両立はかなり厳しいものと言えます。でも、能力にもパワーにも恵まれた女性が、積極的に責任ある立場に立ちたいと思ったとき、『前例がない』という理由で、道を阻まれるのはおかしいと思うのです。

私は能力もパワーも足らなくて、若い時からはできなかったけれど、子育てもほぼ終わり、仕事に持てる力の多くを当てる事ができるようになったのなら、少しでも後に続く女性の為に、道を開いていきたいと思うのです。もちろん、簡単にうまくいくとは思いません。でも、私が当然のように享受した労働者の権利を準備したのは、私の父母や祖父母の世代の働く人々でした。私の子供を保育園や学童保育で時に厳しく、時に優しくはぐくんでくれたのは、同じ働く女性達でした。仕事と子育ての板挟みになって、思い悩んだ時、支えとなってくれたのは、同じ働くママ友でした。

それを思う時、私は今、私のいる場所で、私の娘や私の息子のパートナーとなる女性に何を準備してやる事が出来るだろう?と思うのです。私の娘や息子のパートナーが私と同じ会社に入る事は絶対にないと思います。でも、同じ未来に生きていく女性達が、毎年毎年私の会社に入ってきます。やがて私の定年後に、私の仕事を彼女たちが引き継いでいってくれるのは確かな事です。

その時、仕事に見合ったポストを準備したいと思います。女性でも、仕事の内容と責任に見合ったポストに着く事ができる、そんな前例を作りたいです。これは結構難しいことかもしれません。組織の中できちんと責任を果たす覚悟を持たなければいけないし、勉強もしなければいけません。時には厳しい交渉の場に出ていかなければならなくなるかもしれません。

私の能力では定年までに実現できないかもしれません。でも、チャレンジすることはできるはずです。失敗したら、笑う人もいるでしょう。身の程知らずなチャレンジなどするのがバカなのだと。

傍から見たら滑稽で愚かなチャレンジでも、やってみて見なければ成功への道筋も見えてきません。失敗を積み重ねて、いつかその失敗から学んだ誰かが、成功をつかんでくれたら、重ねられた失敗だって無駄にはならないはず。

女性雇用機会均等法だって、育児休業法だって、大昔からあったわけでははありません。法が整備されたからといって、女性の就業環境が飛躍的に良くなったわけでもありません。でも、少なくとも、女性が働く事、子供を産んでも働き続ける事が、非常識な事とは思われなくなってきています。ただ、まだまだ子育てに関する社会的支援は足りていないし、男性が子育てに関わるための意識変革も足りていないと思います。

でも、きっと変わっていきます。変わらないはずがありません。変わることを願う人がいる限り、いつかきっと変わっていくはずと信じたいです。




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