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管理人の徒然
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昨日は都内某所で、息子の進学関連の説明会があった。家族も参加OKという事だったので、何でも経験だからと娘も誘って行ったのだけれど、ほぼ98%くらい英語での説明だったので、英語が壊滅状態の私と、ごくごくフツーの日本人レベルの英語力しかない娘は、頭の上に盛大に????を飛ばすばかり。

どうやら、回りの方々は英語が当たり前にお出来になるらしく、日本国内のはずなのに、聞こえてくるのは英語ばかり。日本に居ながら英語圏に行った気分を味わえましたよ。日本人の顔をして英語をぺらぺらしゃべる人を見るのと、コテコテの西洋人の顔をした人が大阪弁とかをしゃべるのと、おんなじくらい不思議な感覚なんだ~!とびっくりしましたね。

かぴぱら氏は3ヶ国語読み書きができるけれど、家庭生活においてはそんな能力が何かの役に立つわけじゃないし、それがナンボのもんじゃい!って思うし、息子もとりあえず意思疎通ができて、専門書を読むくらい英語ができるらしいけれど、日本語ではいつもおバカな事しか言わないし、いまだ生活能力については中学生レベルだから、彼らが家の外での姿が想像し難いんですよ。

まあ、家では家事しているか、オタク活動に励んでいるかの私しか見ていない彼らに、私が仕事をしている姿を想像しろというが難しいのと同じでしょうねえ。

何事も、自分の生きている世界を当たり前と思い、自分の視点で世界を見てしまいがちだけれど、考えてみれば、世の中には本当に沢山の、想像もつかない世界で、思いもよらない視点で世界を見て、全く違う考えをもって生きている人がいるんですよね。良いとか悪いとか関係なく。

会のあと、本当に久しぶりで親子3人で外食をしたのですが、いつもは兄の言葉に聞く耳持たない娘も、娘には想像できないような世界に兄がこれから打って出て行くのだという事を少し感じたらしく、素直に話を聞いていました。いつの間にか娘も成人し、当たり前のように、三人でビールで乾杯したりするようになっていたんですね。いつまでも、可愛い子供である事に変わりはないのだろうけれど、彼らの人生は、彼らが決めて背負っていく時期が来たんだなあ・・・としみじみ感じたのでした。

それなのに、母親のしみじみをよそに、息子は、フランス語で乾杯の事をなんというか?という、クレヨンしんちゃんのギャグのような話をふってきたりするんですよ・・・。ああ・・・、しみじみして損したって気分でした。

大学3年の娘はこれから就職活動をしていく事になるけれど、まずはいろんな世界があることを知ってもらいたいと思います。知った上で、自分が生きる世界を選んでいって欲しいと思います。いろんな会社とかを見て回れるだけでも、就職活動って人生の勉強になる気がします。

子供達には他人の尺度で生きる人生を送って欲しくないんです。だって、最終的に人生は自分のものなんですから、他人の物差しで測れるわけないんです。逆に言えば、他人の人生を自分の尺度で測ってはいけないなあとも思います。簡単な事じゃないけれど。

この年になっても、新しい経験をすれば、心が動きます。それが嬉しいこともあれば、時には辛いこともあるけれど、それでも、やっぱり、私は心が動くような経験をしてみたいと思っているのです。





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