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管理人の徒然
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今日は某嬢と娘と一緒に本日封切りの「かぐや姫の物語」を見に行きました。
かぐや姫の物語=竹取物語は、日本最古の物語と言われるもので、幼稚園児でも知っているだろうお話。
この余りにも有名なお話をどんなアニメにするのだろうと期待わくわくで映画館へ。

導入部は、かつて古典で学んだ竹取物語の原文です。ああ・・・、日本語って美しい・・・。

田舎育ちの私にとって、その優しい色に本当に心癒されました。しっとりとした日本の空気、移りゆく季節、水面や木々の枝を揺らす風までもが、実感できるような美しい画面でした。登場人物達の動きの自然さ、特にあっという間に成長する赤ん坊姫君の動きのなんと愛くるしいこと!幼馴染捨丸一家の生地師としての動き、成長した姫やおうなの糸紡ぎや機織りの動きなどの緻密さに目を見張りました。
この作品を作る為に、きっとスタッフさん達は平安時代の糸紡ぎから機織りの方法、建築、装束、有職故実、絵巻、障壁画、調度等を細かく調べ上げ充実に再現なさろうとしたのでしょうねえ。本当に素晴らしいです。

全編私達の生きるこの日本という土地が持つ美しさ、つくり上げてきた文化の美しさが描かれていて、心から、日本人に生まれてよかったなあ・・・と思いました。一方で、現代にも通じる、人が生きる価値とは何ぞや?という問いかけがあり、深く考えさせられもしました。

映画を見終わって、お茶をしながら、3人で感想を述べ合って盛りあがりました。「出てくる男性ががみんな残念な人ばっかりだったね・・・。」という感想には、思わず深くうなづいてしまいました。
竹取の翁は姫を愛しているのだけれど、どこかピントがずれているところは現代の父もおんなじだなあ・・・と妙にしみじみしちゃいました。

今回会社の福利厚生プログラムの割引券を使ったので、800円で見られたのですが、このクオリティなら通常料金を払っても惜しくないです!アニメ映画なんてと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひご覧になっていただきたい作品でした。



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昨日は、誕生日のお祝いメッセージをいただきありがとうございました。馬齢を重ねるばかりの管理人でございますが、気持ちを新たに、妄想に励んでまいりたいと思います。妄想すればするほど、原作の構成の素晴らしさ、作品に描かれた人間の心情の奥深さに感服するばかりです。100人の読者がいれば、100通りの読みとり方があって当然と思っています。管理人の妄想は、管理人なりに原作に描かれた世界を読みとって、原作者様が描くことのなかった隙間を勝手に妄想するというものでございます。原作の存在こそが妄想の源泉であり、原作者様の素晴らしい創作を心から敬愛するものであります。管理人の妄想を、「そういう読みとりもあるんだね。」と寛大な心で見守って下さるゲストの皆さまに、厚く御礼申し上げます。


さて、本日は渋谷のBunkamuraで開催中の後藤美術館コレクション展へ行ってまいりました。

山寺後藤美術館の存在をこの展覧会で初めてしりました。山形県河北町出身の実業家・後藤季次郎氏が長年にわたって収集したヨーロッパ絵画のコレクションを核として、平成6年4月に開館されたそうです。今回は美術館所蔵の17世紀から19世紀の絵画70点余りが出品されています。後藤季次郎氏は80才を越えていらっしゃるそうですが、お元気に自らの館長を務めていらっしゃるそうです。すごいなあ~。

正直、びっくり致しました。個人でこんなコレクションを持っていた方がいたんですねえ。個人コレクションは、収集する方の趣味が色濃く反映されるものですが、後藤季次郎さんの趣味は、私好みでございました。少し絵が好きな方なら名前を聞いたことあるという有名画家の作品もあるし、かなりマニアでないと聞いたことないという画家の作品もありますが、総じてなかなかのレベルの作品で、見ていて心地よい絵ばかりでございました。特に風景画が良かったです。ロイスダールやコロー、クールベと充実してます。

なんと、コローの作品に「アラス近郊のサン=ニコラの川辺」という絵があって、アラス!っとベルファンならではの萌を感じてしまいました。その他、まんまロザリーじゃないの?と思うような金髪の乙女の絵やら、ばあやってこんな感じかも・・・って思うような老婆の絵とかまでありまして、益々、おおおおお~!!と展覧会場で盛りあがってしまったのでありました。

会場は比較的空いていて、ゆっくり見る事ができましたし、仕事に疲れた気持ちを癒すにちょうどよい展覧会でございましたよ。

来週は映画「かぐや姫の物語」が封切られるので、ぜひ見に行きたいと思っています。


今日は七五三です。そして、管理人の誕生日であります。半世紀+1となりました~。
かぴぱら氏は中部地方に3日間の出張に出かけてちょうど今日帰宅予定でしたので、出張に出かける前に、ちゃんとアピールしておいたんですよ。

しかし・・・・、毎年そうなんですけど、すっかり忘れてました。結婚して25年、出会いから30年になりなんとしておりますが、妻の誕生日を自発的に思い出した事は、多分片手で数えられるくらいだと思います。ええ、もういい加減慣れました。かぴぱらの小さな脳みそでは、覚えていられないんでしょうねえ。

娘:「さて、お母はいったい何歳になったでしょうか?」

かぴぱら氏:「・・・・・・52?・・・51かな?」

かぴぱら氏と2歳違いですから、自分の年を思い出せば間違えようがないはずなんですけどね・・・。

かぴぱら氏がそんな調子なので、自分でケーキを買って、プレートに名前入れてもらって(すごく恥ずかしかったです)、好きなお惣菜を買って、サラダやら汁ものを作って、誕生日の宴となりました。

娘はリクエストしておいた靴下をプレゼントしてくれました。なかなか私の好みを押さえた選択で嬉しかったです。かぴぱら氏は・・・・、何もなし。毎年の事ですけどね。ペットちゃんは飼い主にプレゼントなんてしないものですものね。

娘が、はやし立てかぴぱら氏に「ハッピーバースデイ」を歌わせようとしましたが、超絶音痴のかぴぱら氏、1人で歌うなんてとても無理。娘が一緒に歌ってくれて、無事蝋燭を吹き消して大笑いしました。

この年になると、誕生日は嬉しいような、嬉しくないような複雑な一日です。でも、今年一年なんとか無事に過ごせて、年齢を重ねられたと思えば、やっぱり祝うべき一日なんでしょう。

ちなみに、息子からは何も連絡なし。時差があるといってもねえ・・・。さすがかぴぱら氏のコピーですわ。

追加

息子から、23:22にメールが来ました。いちおう間に合ってますけど・・・

「おめー!」

一言かい!!
今日は現在都美術館で開催中の「ターナー展」を見に行ってきました。最近は朝早く起きて動きだす元気がないので、ランチ集合が定番です。天気が今一つという予報でしたが、上野駅は結構な人出でした。ちょうど銀杏が黄葉し始め、あたりには独特の臭気が漂っていました。銀杏の実は美味しいのですけど、この臭気は勘弁してほしいなあ・・・と毎年思います。ふと思ったのですが、銀杏ってヨーロッパとかでも食べられているものなんでしょうか?どうも中華や和食しか想像出来ないのですけれど・・・。

都美術館の展示を見るときはいつも2階のレストランでランチを食べます。今日はポークピカタを注文、グラスワインの赤を頼んで、昼間からほろ酔い気分です。ランチにいただくお酒は、気持ちがほぐれて最高です。
アルコールは好きなんですが、決して強い訳ではないので、1杯で十分良い気分になれるのが安上がりでいいですね~。

ゆっくりおしゃべりをしながら食事を楽しみ、おもむろに会場へ。激混みというほどでもなく、ゆっくり見る事ができました。

ターナーは近代西洋絵画における風景画を確立した巨匠です。生まれは1775年!O様が近衛連隊長になった年の生まれなんですね~。という事は、フランス革命が起きたとき、ターナーは14歳。この年にターナーはロイヤルアカデミー付属美術学校に入学しています。理髪師の息子だったターナーは幼い頃から類まれな画才を発揮していたそうです。今回の展示は100点以上の作品で彼の画風の変遷を見て行く事ができるものでしたが、最初っから上手いんです!栴檀は双葉より芳し、といいますが、やっぱり並はずれた才能って、子供の頃からあるもんなんですねえ・・・・。最初に彼の自画像を版画に起こしたという作品がありましたが、どうもこれはかなり美化が入っているらしいです。最後の方に、他の画家が彼をスケッチしたものがありましたが、小柄でコロっとした偏屈そうなおじさん・・・でした。

ターナーの絵は、見ていて気持ち良かったです。彼は黄色が好きだったそうですが、私も黄色が好きなので、彼の色調は素直に見られるのだと思います。今回気に入ったのは《月光 ミルバンクより眺めた秀作》《バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨》《レグルス》サミュエル・ロジャースの詩集の為に描かれた挿絵などです。

晩年になると、ほとんど前衛画と見間違えるような茫洋とした色の世界になるのですが、それがまたなんとも良い感じなんですよ。水墨画に馴染んだ日本人にとっては、色つき水墨画っていう感覚で見られるかもしれません。

毎度のことながら会期が終わりに近づくと混みあいますから、お出かけになるならお早めにどうぞ。
今回、売店もいろんな商品があって良かったですよ。一筆箋や付箋セットなど実用的な物をついつい買ってしまいました。
脊椎狭窄症でひと月近く具合が悪かった父がやっとなんとか痛みもおさまり少しずつリハビリを始めました。まだ少し頼りない足取りですが、「温泉に行きたい!」と言い出したので、健保の保養所を予約して父夫婦とかぴぱら氏を連れて一泊二日で温泉旅行に行ってきました。

朝早くから出かける元気がなかったので、普段の出勤と同じ時間に出発、実家を出発したのは10時過ぎでした。天気に恵まれて、いい調子でドライブ。那須塩原もみじ谷大吊橋⇒日塩有料道路(もみじライン)⇒鬼怒川温泉へ



  もみじ谷大吊橋のたもとに小さな祠がありました。爺様ご推奨の小川三夫氏の作品。小さいながら美しい造作に見とれました。もみじラインはちょっと時期が遅かったのか、だいぶ紅葉は散ってしまっていましたが、それでも日本の山の美しさを堪能できました。

健保の保養所は鬼怒川沿いのとても静かな場所で全12室ほどの小さなお宿。アットホームな雰囲気です。温泉はさらさらの透明な湯で、ほぼ貸し切り状態の大浴場に大満足でした。
久しぶりの遠出で疲れたのか、爺様は9時ごろには横になり眠り初めてしまったので、一緒に寝てしまいました。普段から寝付きが悪い私は、今回は忘れずにマイ枕を持参。慣れた枕のおかげで比較的良く眠れました。朝早く起きて、もう一度温泉を堪能。朝の温泉はやっぱり気持ちいいですね~。


二日目は、爺様の母親が生まれた場所を訪ねました。爺様の母つまりは私の祖母の実家は、大谷石の採掘業を営んでいたそうです。祖父は町でも有名なハンサムで、頭も良い人でしたが、何しろ貧乏だったとか。お金持ちのお嬢様だった祖母とは当時珍しい恋愛結婚で結ばれたのでした。今回の旅行で父の思い出話から、自分のルーツの一端を知ることになりました。

鬼怒川温泉を出発⇒大谷観音⇒坂東札所19番大谷観音⇒大谷石資料館へ
 

写真の大谷観音は戦後作られたもので新しいのですが、坂東19番札所の大谷観音は平安時代からの由緒あるお寺です。大谷石の崖に掘られた千手観音が御本尊です。今回の圧巻は大谷石資料館。大谷石採掘の跡地の巨大な地下空間を見学する事ができます。足が悪い父は、階段で下りて行く事ができないので地上で一休み。巨大な地下空間は日本ではないような不思議なものでした。映画ロケやミュージックビデオの撮影などにも使われているらしいのですが、電源設備がないので、発電装置を自前で持ってこないと電気が使えないのだそうです。地上で待っている間に爺様が資料館の職員さんに根掘り葉掘り聞いたことを、いろいろ教えてくれました。ほんとに話し好きな爺様です。

大谷で2時間近く遊んだあとは東北道にのって、佐野へと向かいます。
父の足が早く良くなるようにと、佐野の厄除け大師様でお参りする事にしました。途中サービスエリアで佐野ラーメンを食べました。父の奥さんはラーメンが大好き。旅行に行くとご当地ラーメンを食べるのが恒例です。
佐野のお大師様は大層立派なお寺でびっくりしました。境内で菊花展が開催中。菊の盆栽というのをはじめてみました。厚物やら小菊やらいろいろな菊が沢山出品されていて、菊の香りが漂い思わぬ目の保養をさせてもらいました。

     

爺様をあまり疲れさせてもまずいので、3時半には実家に到着。庭の柿やら、野菜をもらって家に戻りました。全旅程1人で運転したので、結構疲れましたが、目薬がなくなってしまったので、家に帰ってから眼科に行きました。眼科はなんと2時間待ち・・・・。仕方なく待合室でぼーっと待ちました。

家に帰って夕飯作るのか・・・とたそがれていたのですが、帰ったら夕飯の準備をかぴぱら氏がちゃんとしてくれてました。

助手席でずーと寝てたから、少しは悪いと思ったのかしら。かぴぱら氏はこういう時、ご飯作ってくれるから助かりますわ。

明日はまた仕事ですが、平日2日休んだツケをしっかり払わなくたいけないでしょうねえ・・・。


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