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管理人の徒然
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火曜・水曜と爺様夫婦や娘を連れて温泉旅行に出かけたら、案の定、仕事がこなしきれず、土曜日も出勤する羽目になりました。おまけに3日連続3時間残業・・・。結局、2日休んだ分を残業と休日出勤で賄ったってことですね。期限が無い仕事ならいいのですが、毎月のルーチンは期日通りにやらなきゃだし、イレギュラーに発生してくる仕事も期限が区切られれば対応せざるを得ないし、気ままな毎日を送れるようになるのは、定年後ということなんでしょうか・・・。そのうち年金支給開始年齢が70歳とかになるかもしれませんからねえ・・・。60歳でリタイアするには相当気合を入れて貯金をしないと無理なんでしょうか。日本女性の平均寿命を考えると、リタイア後25年は生きる事になるので、大変だわ・・・。

年間200万円を生活費として取り崩していくなら、5000万も貯金が必要なのですよ!あと10年で貯めるなら、年間500万円ずつ貯めなきゃいけないの?完全に、無理。やっぱり会社が雇ってくれる限り働くしかないんでしょうか。長生きするのも覚悟がいりますねえ・・・・。

爺様は、田舎で畑してそこそこ年金をもらっているので、健康で自分の事ができれば、安泰です。今回の旅行で、爺様の昔話をたっぷり聞かされましたが、終戦を15歳で迎えた爺様の体験談はなかなかドラマティックです。多感な思春期を戦争のまっただ中で過ごした爺様の話は、娘の心にも何かを残したようです。

子供の頃はかなり厳しく生活全般について干渉されましたが、独立してからは、お互いあまり干渉し合うことはありません。経済的自立をはたし、物理的にも離れてしまえば、双方それぞれの生活を尊重するという形です。それでも、時々顔を合わせると、爺様は孫達にいろいろ話したくて仕方無いようです。

爺様は、苦学生だったので、私達に対してはかなり勉強面では配慮をしてくれていたと思います。「身につけた知識や技術は誰にも奪われない財産なんだ。」というのが爺様の口癖。孫達にも、勉強の大切さを常々はなして聞かせています。年寄りのお小言めいたものではなく、爺様自身が、地元の古文書研究に熱中したり、切らす事なく本を読んで新しい知識を追い求めているので、結構な説得力があるようです。

父親としては、仕事ばかりでほとんど家庭は母任せで、娘である私の心にはどこかわだかまりがあるものの、孫達に対しては、よい導き手となっているように思います。出発が近づき、祖母の墓参りに行った息子も、いろいろ話をして、志を高く持って頑張ると爺様に決意表明をしていたと言っていました。祖父母というのは、親より少し距離があって、でもその距離があるからこそ親とは違う導きができるのかな・・・と思います。

息子が戻ってくる2年後には、爺様夫婦の結婚15周年にも当たるので、その時は盛大にお祝いしようという話にもなり、何としても、元気に頑張っていかなくちゃだね!と爺様を励まして、旅行を終えました。人の命ほどわからぬものでもあり、毎日平穏に過ごせることのありがたさを、ひしひしと感じます。仕事が忙しくったって、それでお給料をいただいて暮らしがたてられるのですから、ありがたいのです。

来週には、息子がいよいよ出発。でも、何一つ荷づくりされていないんですよね・・・・。
まあ、宇宙に行くわけじゃないので、大丈夫なんでしょうけど、ある意味すごい度胸だわ。

来週も多分残業まみれになりそうです。アンドレのお誕生日があるから、何か書きたいところですが、さすがに月40時間残業とかいうペースになりそうだとちょっと無理かな・・・。

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娘と実家の父夫婦を連れて、一泊二日で石和温泉に行ってまいりました。迎え盆だし、中央道は混むに決まっていますから、国道140号から雁坂トンネルを抜けて山梨へ行くルートを選択して、ちんたらちんたら一般道を走ってまいりました。

まずは実家で父夫婦をピックアップ。父のナビゲートで秩父高原牧場ー秩父札所一番四万部寺ー雁坂トンネルー塩山恵林寺ー石和温泉というコースどり。83歳の父を助手席にのせて、右だ左だと指示されながらのドライブですが、よく知っている道だとかで、まだまだ記憶は確かです。

秩父高原牧場で、まず休憩。生まれたばかりの仔牛を眺めながら、できたてソフトクリームを堪能いたしました。その後牧場内の道路を走りぬけて、四万部寺へ。秩父札所1番の由緒あるお寺には、珍しい施餓鬼堂があります。娘相手に父は「施餓鬼」についてひとしきり講釈。その後、秩父市内から大滝を通り、雁坂トンネルへ。甲斐の国と武蔵野の国を結ぶ雁坂峠は日本でも最も古くから開かれた峠だそうですが、標高2000メートル以上の険しい道でもあります。一般国道では最長の6625メートルの長いトンネルの通行料は、普通車710円。中央道の料金に比べればだいぶお安いですねえ。勿論、時間はかかりますけれど、途中秩父の山の景色を堪能できるし、一般道なので、高速運転による緊張感がなく、比べ物にならないくらい運転は楽です。埼玉県側からは巨大なループ橋を通りますが、これがなかなかスリルがあります。

雁坂トンネルを抜け、道なりに進めば、甲州市塩山へ出ます。塩山には、甲斐武田氏の菩提寺恵林寺があります。

   


ここには、江戸幕府5代将軍綱吉の側用人柳沢吉保のお墓もあります。歴史フリークの父は、孫娘が聞いてくれるのに気を良くして、まあ、しゃべるしゃべるしゃべる。まずは、境内にある立派な灯篭が、実は徳川家菩提寺増上寺のものであることから始まり、その裏話やら、武田の軍師山本勘助の事やら、綱吉の事、柳沢吉保の事などなど、延々しゃべりっぱなし。83歳の爺様とはとても思えない話しっぷり。私と奥さんはいい加減爺様も講釈は聞きあきているけれど、爺様孝行が旅の目的と思っている娘は、辛抱強く聞いていました。

石和温泉は開湯50周年だとか。比較的新しく開けた温泉場なので、明るくモダンな感じです。宿は石和温泉駅からほど近い大きなホテル。3時には到着してしまい、部屋でごろごろしてみんなで昼寝して、温泉に入り、お楽しみの夕食。石和温泉のお湯は透明で、とってもきれいです。肌はすべすべになるし、温度も熱くもぬるくもなく適温。お夕食はもう食べきれないほどの御馳走で満足いたしました。孫娘と注しつ注されつで、爺様は上機嫌。本当に83歳かと疑いたくなるくらいの健啖ぶりを発揮。

それにしても、日本のホテルのサービスって本当に至れりつくせり。石和温泉は中国人観光客にすごく人気があるとかで、館内には中国語やハングルの表示も当たり前のように付けられていました。

ほんの10分ほどでしたが花火が上がり、丁度部屋から見る事ができました。この時期毎日花火が上がっているのだとか。本当の花火大会は21日だそうです。寝る前にももう一度温泉を楽しみ、就寝。ごろごろして温泉、ごろごろして食事という極楽。

目が覚めて、朝風呂を楽しみ、朝食はバイキング。まあ~すごい種類で何を食べたらいのかわからないほど。たらふく食べて、部屋でチェックアウトの時間まで、ごろごろ。ああ~、なんていい骨休め。

10時ごろ、やっと腰を上げ、日本のワイン発祥の地勝沼へ向かいます。メルシャンワインの工場を見学しようとしたら、ツアーでないと工場見学はできないらしい。工場から200メートルほどの資料館を見学する事に。1904年に建てられた、現存する日本最古の木造ワイン醸造所がワイン資料館として公開されています。25歳と19歳の若者がフランスで学んだワイン醸造技術が日本のワインの歴史を開いたという事実にすごく驚きました。たった100年ほどで、世界のワインコンクールで金賞をとるようなワインを日本人は作るようになったんですね!本当にすごい事です。

夏休みは2日間だけなので、明日は仕事。そんなにのんびりしていると、明日使いものにならなくなりそうなので、お昼には勝沼を出発。途中道の駅で昼食をとり、来た道を戻ります。帰り道、柳沢吉保のお祖父さんのお墓があるという高蔵寺に寄ろうと言い出したのですが、お寺の駐車場はお盆のせいか車が一杯、寄るのを断念しました。孫娘に更に講釈をしようと思っていた爺様はしきりに残念がっていました。とりあえず、3時過ぎには実家に到着。畑で取れた夏野菜をあれやこれや詰め込み家に戻りました。

今回娘が同行してくれたので、爺様はとても張り切り楽しかったようです。孫息子も可愛いけれど、孫娘はそれ以上に可愛いものなのでしょうか?まあ、孫娘3人の中では一番亡くなった母に似ているので、そのせいもあるかもしれません。83歳という高齢ですから、何時なにがあってもおかしくないのですが、この分で行けば、あと5年は大丈夫でしょう。

いつものことながら、ホテル代とガソリン代は私持ち、昼食代と拝観料は爺様持ちというところで、お互いそこそこの負担で旅を楽しみ、気楽なものです。今回は欲張らずのんびりできたので、また、機会があれば、温泉に連れていって上げようかな~と思いました。

2日休んだ分の仕事は、また残業で対応するしかないのは分かっていますが、親孝行もできて、骨休めもできて、楽しい夏休みでした。




相変わらず5日間で6日分働いております。今週は少々お疲れ気味だったので、土曜日の午後から集合で、某嬢とまずは渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「レオナール・フジタ展」を鑑賞、その後、某マダムと合流しル・シネマで映画「マジック・マイク」を鑑賞。

レオナール・フジタ=藤田嗣治は、大好きというほどではありませんが、その独特の画風は魅力的だなあとおもいます。ポーラ美術館所蔵作品を中心に、子供を題材とした作品が出展されていました。お盆休みに入ったという事もあり、土曜日の午後というのに、だいぶ空いていて、ゆっくり鑑賞する事ができました。

「マジック・マイク」は・・・・、予告編を見て、ちょっと面白そうだと思ったのが、運の尽き。もっとリサーチをかけて見に行けばよかったとかなり後悔しました。いやあ・・・・・、男性ストリップ・ショーというものを、甘く見ていました。ええ、男嫌いを自認していながら、何故こんな映画をお前は見る気になったんだ!!と自分に激しく突っ込みを入れまくりましたよ。以前見た「ファウスト」の解剖シーンより私にとってはショッキングでした。ハリウッドスターの10代の頃の経験をモデルにしたというのですけどね・・・・。鍛え上げられたダンサーの肉体は綺麗だと思いましたけど、余りに即物的なダンスには、やはりついていけない・・・・・。そう思いつつ1800円分は何かを得ようという事で、いろいろ頭の中をぐるぐるさせながら見終わって、ぐったり。終わった時にはもう、魂を引き抜かれた感じがしました。胸がどきどきしたまま、夕食を食べに行ったのですが、その時娘から連絡が・・・・。

京都へ1人旅に出かけていた娘が、軍資金がそこをついたので帰ってくる事になっていたのですが、静岡で花火大会があり電車が大幅に遅れていて、今日中に家に帰りつけないかも!!という連絡が!

熱海で乗り継ぎがうまくいかなかったら、帰れない?さてどうしようと問われても、こちらもそういう対処については疎いので困っていたら、一緒に夕食を食べていた某嬢と某夫人がいろいろ調べて下さって、娘の所持金内で新幹線が使えるとか具体的な方法を教えてくださいました。ああ~、持つべきは頼れるお友達であります。

なんとか無事娘は戻れたのですが、ほんとにどきどきしてしまいました。娘本人はケロリとしたものでしたけど・・・。とても楽しかったようですし、学ぶものも多かったようです。
小心者の母親より、大胆な父親の血を娘もやっぱり濃くひいていたんだと、改めて感じましたねえ。試してみると、見えなかったものが見えてくるものです。

息子の渡航準備は進んでいるのか進んでいないのか、いまいちよくわからないんですが、今日から10日ほど海外大学生と日本の高校生の交流ワークショップかなにかに参加すると言って出かけて行きました。おいおい、部屋の片づけもしておらんし、荷づくりもしていないし、一体どうするつもりなんだ???身体と現金とパスポートがあれば、まあ、なんとでもなるんでしょうけれどねえ・・・・。そういう、行き当たりばったりでいいんでしょうか?母はもう知らん!


娘が何を思ったのか、京都に1人旅をすると言い出した。それも、「青春18きっぷ」で!最初は友達と二人旅を予定していたはずなのに、「旅のコンセプトが合わないから、1人で行く」事になったらしい。かぴぱら氏の放浪癖の血が、ついに娘にまで発現したのか??

あれこれ心配をする私を尻目に、娘はるんるん♪。明日は8時間かけて京都まで行くらしい。
座れればいいけれど、立たなきゃいけないこともあるだろう。まあ、思惑通りに行かないのが人生だし、日本国内なら言葉も通じるんだから、なんとかなるだろう。

箱入りに育てたつもりはないけれど、過干渉気味である事は否めない。これは娘にとっては、母親の干渉から逃れての冒険のつもりかもしれない。ありあまる時間を使って冒険するのは若いうちの特権だし、やって見ないと納得しない娘だから・・・。とりあえず、無事に帰ってこれるようがんばってください。


7月の残業時間が30時間越え・・・・。お遊びの為に週休2日を確保するには、残業で対応するしかないのでこういう事になるんですねえ・・・。計算上では、週休1日にすれば定時上がりも可能という事なんでしょうけど、お遊びと家事の両立を図る為には、やはり週休2日を確保しないとです。

今日は、横浜そごう美術館で開催中の「幽霊・妖怪画大全集展」を見て参りました。幽霊・妖怪と言っても、美術館で見るとそんなに怖くはないですね。ましてやデパートの中の展示スペースですから、人も沢山入っていて心強いです。先日行った三井記念館での展示より、更にカジュアルな感じの作品が多かったです。夏休みの子供を意識してか、キャプションも大人向けと子供向けが用意されていて、読み比べるとなかなか面白いです。某アイドルグル―プの総選挙をもじった「YKI48総選挙」なる企画もあって、なかなか楽しめます。

日本の幽霊画は怖いというというより、この世とあの世の狭間に漂う人間の魂の諧謔や哀切が感じられてなかなか趣深いものだと思います。妖怪に至っては、ほんとにどこか人間臭いというか、日本人が人と人以外の存在の区別をはっきりさせていなかったのだな・・・と感じます。虫の発する音を「声」と規定する日本人の脳みそは、妖怪という想像上の存在さえ、人に通じる姿にして愛してしまうんでしょうか。

日本のアニメーションや特撮に現れた豊かなイマジネーションは、確実に祖先たちが残してきた様々なイマジネーションを引き継いでいるものなのだと感じます。それだけではなく、アメリカのアニメーションなども、日本の絵巻や掛け軸に影響受けてるな・・・と感じる事があります。日本美術はむしろ海外で高い評価を受けていたりします。博物館などのコレクションも充実しているし・・・。海外に日本の名品がたくさんあるのってちょっと複雑です。今回の展示で伊藤若冲の「付喪神図」が出品されていましたけれど、そのモダンな感覚にびっくりしました。現代アートと言ってもいいくらいな斬新さがあります。

横須賀美術館でも、妖怪企画があるので見に行きたいところなのですが、横須賀はちょっと遠いんですよね・・・。9月1日までだし。

帰りに、明日までの「レオ・レオニ」展を見ようと渋谷で途中下車して東急本店まで行ったのですが、
ものすごい行列になっていたので断念して家に帰ることにしました。残念ですけど、あの列ではチケットを買うまでに小1時間、入っても人の頭ごしに見るのが精一杯でしょうから・・・。

今日は町のお祭りで花火大会がありました。そうとは知らなかったのですが、家で1人晩酌を始めたらドンドンと音が聞こえ始めたんです。慌ててカーテンを開けたら、窓から花火がきれいに見えました。我が家の階からだと下半分は建物の蔭で見えないのですが、高く上がるタイプのものは十分美しく見えました。日本の花火も本当に繊細で美しいですよね。ハートに矢が刺さった図柄とか、どうやって火薬で描くんでしょう?すごい技術だと思います。

日本の花火師さんとか、海外で公演したらすごく喜ばれるんじゃないだろうか?
日本では当たり前の物が海外にはなくて、どんどんそういうものを紹介していったら日本のすごさをアピールできる気がするんです。ベルサイユ宮殿の庭に、日本の花火を打ち上げるっていう企画、どうでしょう?

漫画やアニメだけじゃなく、日本が持っているエンターテイメントとをもっともっと海外にしらせてほしい。その為には、やっぱりもっと日本を知らなきゃいけないし、外国の事も知らなきゃいけないんですよね。

うーん、文部科学省にはもっと本気で日本語教育を充実させてほしいなあ。国際化というとすぐ英語教育!ってなってしまうけれど、心のなかに「伝えたいもの」をちゃんと持つことの方が先で、母語である日本語を充実させて、感じたものを表現する力を子供に保証して上げて欲しいんですよね。美しい日本語がたくさんあるのに、それを知らず、その言葉の響きを楽しんだり、その言葉によって、心に湧いてくるたくさんの感情を人に伝える喜びを経験できないのは、せっかくこの国に生まれたのに、もったいない。

孫にいつ恵まれるかわからないけれど、また小さい人と触れあえる日がきたら、沢山日本の昔話とかをしてあげたいですね。いろんなところに連れていって、沢山の物を見せてあげたいなあ・・・。一緒にありの行列を座りこんでみたり、どろんここねたり、でたらめな歌を歌ったりもしてあげたいなあ。夕焼けを見てきれいだなあ・・・とつぶやいたり、花の匂いをかいで鼻をならしたりして・・・。青みがかった白目にくっきりと黒目があるような、小さな人と微笑みあえたら・・・、想像しただけで、胸が甘酸っぱくなっちゃいます。

こういう事を考えるってのは、やっぱりもう、おばあちゃんに近づいている証拠なんでしょうね。



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